できる限り早く妊娠したいあなたが取り組むべき3つのこと-1、食事の基礎

 

以前、当院で妊活をされていて、無事に妊娠されたSさんという方がいました。
Sさんはもともと太りやすい体質、と本人はおっしゃっていて少しふくよかな方でした。
実際に1日3食を妊活のためにしっかりと食べて、間食に甘いものも毎日食べていました。

食事の内容といえば、

・朝はシリアルやパン
・昼は外食でファミレスなどで野菜中心のメニュー
・夜は時間がないからお惣菜

こんな毎日です。また、食生活の栄養不足を補うために、妊活サプリである葉酸サプリや、その他のサプリメントをいくつか使っていました。はたしてSさんの食事は正しいのでしょうか?

妊娠と食事

今回はできる限り早く妊娠したい、と願う方のために、妊娠しやすい体を作るための食べ物に関する基礎知識をまとめました。

どんな食べ物が良いのか?具体的な食べ物に関してはこのサイトにあるのでご参考にしていただければと思います。ここでは妊娠しやすい体を作るために必要な、食べ物に関する基礎知識をまとめていきます。

食事=体

妊活する中で食事はもっとも重要な要素です。なぜなら私たちの体は食べたものだけで出来ているからです。悪いものを食べ続けた体は、悪いものでできた体となってしまい、妊娠しづらいからだとなってしまいます。
また近年、がんや生活習慣病、アトピーや不妊症が日本人に増えているのは、戦後から大きく変化した食生活が原因ではないかと言われています。

 

妊活の食事、こんな間違いしていませんか?

当院に訪れる女性の約90%は、Sさんのような食事内容です。
忙しくストレスフルな日本社会において、食事を簡略化することでで時間を作ることに慣れすぎてしまっているようです。
そのためコンビニやファーストフード、スーパーのお惣菜、加工食品などを使って時間を短縮する人が多いですね。

しかし、妊活において、やはり重要なのは健康な食事です。健康な食事とは、バランスが良いように見える食事ではありません。健康な土と健康な種、健康な水で育った野菜や、それを食べて育てた畜産、健康な海から摂れた魚。それらを自然のリズムに合わせて摂ること。

何を食べるのが妊活に良いかを、【自分で選べるようになる】ことが大切です。

 

妊娠体質を作るのはバランスよりも質と量

1日3食が基本?

日本人の多くは、食事の基本は1日3食と言われて育っています。
そのため時間になると自然とお腹が空きます。
成長期は十分な栄養とカロリーが必要なので1日3食でもいいのですが、大人になるとそれでは過剰になってしまうケースも。
大切なことは回数ではなく、あなたの体にとって十分かつ多すぎないエネルギー量で、栄養が十分につまっているかどうかです。

 

・太る=カロリー過剰

よくこんな女性がいます。
「わたし食べてないのに太るんです」
こういう方に一日何食ですか?と伺うと
「3食です。間食を少し」という返事が来ることが多いですが
体重は過剰に摂りすぎた栄養によって増えていきます。

そのため、今の食事で体重が増えるのであれば食べ過ぎている、と考えなければなりません。
また反対に2食しか食べていないのに太る、とおっしゃる方もいますが、
2食であっても体重が増えるのであれば、消費するカロリーよりも摂取しているカロリーが多いということです。

 

・2食は太る?

人間は食事回数が減ることで、栄養の吸収効率が高まり、太りやすくなるので1日2食の生活は太りやすい、という話を聞くことがあります。
ある意味で正しいのですが、もう少し踏み込んで考える必要があります。
太る食事量とは、基本的に1日に消費するカロリーより、食べるカロリーが多すぎるからです。要は食べ過ぎているからです。吸収の問題ではありません。
そのため1日2食で太るのであれば食べ過ぎということになります。
食べる量や食べものの質を考える必要があります。

 

・糖質が多い食事=空腹感が強くなる

糖質が多い食事は、食後に血糖値が一気に上昇するためインスリンの分泌が多くなります。
インスリンは血中の糖分の濃度を調整する役割があり、血糖値が高くなると下げる働きをします。
脳は血中の糖分が下がりすぎるとお腹が空いたときに胃が動いたりグーッとなったりして空腹のサインを出します。
糖質が多い食事をすることで、食後一気に血糖値があがります。
そうするとインスリンが分泌されて、今度は一気に血糖値が下がります。
血糖値が下がると脳は空腹感を出します。

 

食べ物の質をご存知ですか?

5大栄養素

栄養には5大栄養素と呼ばれる成分があります。
タンパク質、炭水化物、脂質、ビタミン、ミネラルのことをいいます。そのうちタンパク質、炭水化物、脂質については、体の中でエネルギーを作りだします。またビタミンとミネラルは食べたものを代謝したり、体の調子を整えるために重要です。

 

バランスとは?

栄養のバランスという言葉を聞いたときに、多くの人は【なんでも食べる】とイメージするのではないでしょうか。
なんでも食べることも大切ではありますが、それ以上に大切なことは質の良いものを食べることです。
質の良いものとは

・必要以上の糖質がない
・タンパク質が豊富
・酸化してない良質な油
・ビタミン、ミネラルが豊富

 

妊娠体質になる食事とは?

では、妊娠体質になるためにはどうしたらいいでしょうか?
実はそのために良いのは、和食中心に体重が増えるほどに食べ過ぎないことです。和食は必要以上に油を使うことがなく、海や土から吸収した豊富な栄養素とることができます。ただし、ここで気を付けなければならないのは、食べ物事態の性質です。ここではそれについてお話しします。

 

妊娠力を下げる食べ物の性質とは?

妊活における食事の3つの役割とは

・卵子や卵巣の質を向上させる
・体を酸化から守る
・子宮や全身の血行を維持する
・ホルモン分泌のために脳の働きの活性化

大きく分けるとこの4つです。

そのため妊娠力を下げる食べ物とは、この反対の性質のある食べ物と言えます。

 

どんな食べ物が妊娠力をさげるの?

・血糖値を上げすぎる食べもの
・化学物質や添加物
・質の悪い油

 

どんな食べ物がいいのか?

良い食べ物の基本は【できるだけ自然である】ことです。

・土から吸収される栄養素
・海が育む栄養素
・化学肥料や農薬が使われていない

そういう食べ物を意識して摂ることが、結果的に体を健康にして、妊娠しやすい状態を作ってくれます。

 

大切なことは【健康な自分】で【選択】すること

冒頭のSさんに
「こういう生活をいつまで続ければいいんですか?」と聞かれたことがあります。

たしかに我慢をするのは大変なことです。ただ、知っておいてほしいことは食事に関わらず妊娠しやすい体作りは【あなたが望むなら、今すぐやめることができる】ということです。

ただし、ガンや生活習慣病など、妊活に限らずほとんどの病気は体の内側から起きていることを知っておいてほしい。
そして妊活にかぎらずに将来、病気にならない自分を選ぶことが妊活においても、子育てにおいても、家族の生活においてもとても大切です。

妊活に良い食生活は、子供や家族やご自身が病気になりにくい食生活です。
糖質が過剰な生活、添加物や化学物質が多い生活、ミネラルやビタミンが不十分な生活を続けていると、長い目で見ると妊活に限らず体に悪影響を及ぼします。

そうならないためにも、健康で元気な赤ちゃんを授かるためにも、健康な自分を選択する食生活を続けてくださいね。

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